収益用物件は、何を目安に選べば良い?
収益用物件の品定め、アパート・一戸建て編。
不動産投資で重要なのは、実質利回りだ。
最初に収益用物件を買う場合は、気持ちがはやっているため、満室利回りや表面利回りといった「利益」で考えてしまう。
ところが実際に物件を手に入れてみると、そんなもの、取らぬ狸の皮算用で、空室に悩まされる日々が始まったりする。
空室でも管理費や維持費もかかるから、出費ばかり増え、結局二束三文でまた物件を手放さねばならないということも起こる。
それでは、どういう視点で収益性物件を品定めすれば良いのか。
ある個人投資家が言うには、「最悪、自分がそこに住むと考えて、物件を見る」と良いらしい。
自分がずっと住む物件として考えて、最寄り駅までのアクセス、コンビニやスーパーまでの距離、日中や夜間の騒音などを見る。
部屋の間取りや日当たり、玄関の広さ、収納なども、自分が住む場合として考える。
ただこのやり方の欠点は、「これくらいで良いや」と思って見てしまう場合もあることだ。
収益用物件では「ここに住みたい!」というのが重要で、「ここで良いか」と思ってはダメらしい。
特に重要なのが「女性の目」で、女性が住みたくないとような物件はダメだ。
では、女性はどのような物件を嫌うのか。
どういう条件で物件選びをしているのか。
女性が嫌う間取り・部屋とは
収益用物件を選ぶ際に、何を見て選べば良いか。
その一つの方法が、「自分がずっと住み続けられる部屋」という視点だ。
さらに重要なのが「女性が嫌う部屋ではない」ということだ。
万が一、女性に嫌われる間取りの物件を購入してしまうと、誰も内見に来ないという事態も起こりうる。
では女性視点で、どのような物件が良いのか。
よく言われる「女性が好む間取り」を挙げると、次のようになる。
女性が好む住まいの特徴例(室内)
- トイレと風呂が別になっている
- 靴箱やクローゼットなどの収納スペースが広い
- 風呂には、追い炊き機能が必要
- 洗面台は大きい方が良い
- 台所のコンロは、2口以上必要
- 南向きの物件で、日当たりが良く、冬あたたかい
などだ。
最初のトイレと風呂が別というのは、トイレと風呂が一緒だと、汚くて嫌ということらしい。
自動車販売店などでも、女性は室内スペースに自動車を入れると、汚いと感じる人が多いらしい。
つまり「キレイな室内」に、ガソリン臭いほこりっぽい「汚い車」を置いてはダメらしく、トイレと風呂もそういう関係にあるらしい。
つまり「キレイな風呂」と「汚いトイレ」が同居しているのは、許せないって事か。
2番目の収納スペースも、女性が特に気にすることらしくて、十足以上の靴が置けるスペースが玄関脇にないといけないらしい。
なぜ玄関脇でないといけないかというと、これも「キレイな室内」には「汚れた靴」を置きたくないかららしい。
女性にとっては「キレイなスペース」と「汚れたモノ」という組み合わせは禁忌・タブーらしい。